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事務的な返金請求文が有効になる状況
返金トラブルをまとめて整理するガイド一覧
返金交渉が停滞する多くのケースでは、感情や評価が混ざった文面が原因で、相手が「対応」ではなく「応対」に意識を割いています。
この状態では、どれだけ正しい主張でも処理に回りません。
事務的な返金請求文が有効になるのは、次のような状況です。
- やり取りが長引き、雰囲気が悪化している
- 感情的な表現が過去の文面に含まれている
- 担当者変更・部署引き継ぎが想定される
- 「判断」ではなく「処理」に回してほしい段階
感情的な応酬が発生しているかを確認する
過去の文面に、次の要素が含まれている場合は要注意です。
- 不満・怒り・落胆などの感情表現
- 相手対応への評価(不誠実、納得できない 等)
- 推測や意図の断定
これらはすべて、処理担当にとって不要な情報です。
処理担当への引き継ぎが想定される場面を捉える
返金対応は、途中で
「現場担当 → 管理部門 → 経理」
と引き継がれることが少なくありません。
その際に求められるのは、感情ではなく事実だけが整理された文面です。
感情を排した返金請求文の立ち位置
返金請求文テンプレ完全ガイド
事務的な返金請求文の立ち位置は、明確です。
評価しない/責めない/説得しない
行うのは、
事実の提示と請求内容の明示のみです。
主観表現と事実記載を見比べる
- ✕「納得できない対応でした」
- ○「〇年〇月〇日まで返金対応は行われていません」
主観は一切不要です。
事実だけで、判断は十分可能です。
要求文と評価文を切り分ける
「どう感じたか」「どう思ったか」は、
すべて削除対象です。
残すのは、
- 何の契約か
- 何が起きたか
- いくら返金を求めるのか
- いつまでに対応してほしいか
この4点のみです。
事務的な返金請求文に必ず入れる要素
事務処理に回る返金請求文には、最低限次の要素が必要です。
契約情報と請求対象を特定する
処理担当が最初に確認するのは「どの契約か」です。
- 契約日
- 契約名・サービス名
返金理由を事実のみで示す
理由は、評価せず事実のみを記載します。
- 提供されなかった内容
- 利用できなかった期間・範囲
背景説明や感想は不要です。
返金額と期限を固定する
金額と期限がない文書は、処理が止まります。
- 返金額
- 回答・対応期限
感情を排した事務的な返金請求文
以下は、処理担当がそのまま判断・対応できる事務用テンプレートです。
メール・郵送どちらにも使えます。
最初に送る返金依頼文
件名:返金対応のお願い(契約内容の確認)
〇〇株式会社
ご担当者様下記契約に関し、返金対応について確認のためご連絡いたしました。
【契約情報】
・契約日:〇年〇月〇日
・契約名(サービス名):〇〇
・支払金額:〇〇円【事実関係】
・上記契約に基づき支払いを行いました
・契約内容のうち、〇〇について提供が確認できていません上記を踏まえ、
未提供分に相当する〇〇円の返金対応をお願いいたします。恐れ入りますが、
〇年〇月〇日までにご対応の可否をご回答ください。以上、よろしくお願いいたします。
事実関係を簡潔に列挙する
文章で説明するより、
事実を短く列挙する方が処理されやすくなります。
返金請求内容を端的に示す
請求は一文で十分です。
「〇〇円の返金対応をお願いいたします」
これ以上の表現は不要です。
期限内対応を前提に通知する
期限は、圧ではなく事務処理上の区切りです。
書かない理由はありません。
事務的文面送付後の判断分岐
返金を拒否された後の再請求文
対応スピードと回答内容を評価する
- 期限内に回答があるか
- 判断保留か、対応着手か
これで次の手が決まります。
次に送る文書を見通す
- 未対応 → 再通知・期限明示
- 拒否 → 論点整理文・段階移行
- 対応開始 → 完了待ち
同じ文面を漫然と再送するのは避けましょう。
まとめ(読者が取れる行動)
- 感情を排した事務的返金請求文を使う
- 処理担当前提の文面で送付する
- 反応に応じて再通知・段階移行を判断する
返金を進めるのは感情ではなく、構造です。
文面を事務に寄せるだけで、状況は大きく変わります。
