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催告書が必要になる状況
管理会社に一度連絡したにもかかわらず、対応が行われない・改善が見られない場合に、あらためて正式な対応を求める文書が「催告書(再要請)」です。
強い苦情や法的文書に進む前段階として、事実と経過を整理した再要請という位置づけになります。
未対応の経過を捉える
催告書の前提となるのは、次の状況が揃っていることです。
- すでに一度、管理会社へ報告・相談している
- 返答がない、または返答はあったが改善されていない
- 一定期間が経過している
この「未対応の経過」が、催告書として再度要請する根拠になります。
安全面の影響を切り分ける
催告書では、安全に関わる問題か、生活上の不便かを分けて整理します。
- 通路塞ぎ・転倒リスク・接触事故の可能性 → 安全面
- 騒音・悪臭・利用しづらさ → 生活不便
混ぜずにまとめることで、管理会社が状況を判断しやすくなります。
放置によるリスクを見通す
「今後起こり得る支障」を簡潔に示します。
- 状況が続いた場合に起き得る事故・トラブル
- 住民間の摩擦が拡大する可能性
強調する必要はありません。予測として淡々と書くことがポイントです。
催告書の基本構造
催告書は、感情ではなく時系列と事実で構成します。
経過を整理する
まず、これまでの流れを簡潔にまとめます。
- 初回連絡日
- 連絡内容の要点
- 管理会社の反応(または無反応)
長く書く必要はなく、要点だけで十分です。
現在の状況を明確にする
次に、「今も改善されていない状況」を示します。
- 共用部が塞がれている
- 危険・支障が継続している
評価や感情は入れず、現在進行形の事実に限定します。
求める対応を整える
最後に、管理会社へ求める対応を明確にします。
- 注意喚起
- 巡回や確認
- 必要な是正措置
管理会社が実行できる範囲にとどめて書くのが重要です。
管理会社が動きやすい情報
判断材料を理解する
管理会社が重視するのは、次の要素です。
- 日時・場所が特定できるか
- 継続性があるか
- 客観的に確認できるか
主観的な不満より、確認可能な情報が優先されます。
証拠の扱い方を見極める
写真や記録は、必要最小限で十分です。
- 写真:1〜3点程度
- 日時が分かる形で整理
多すぎる資料は、かえって判断を遅らせることがあります。
伝え方の強さを調整する
再要請であっても、脅しや断定的表現は避けます。
- 丁寧語を維持する
- 求める対応を限定する
- 法的措置を匂わせない
「再度の正式なお願い」という枠組みを崩さないことが大切です。
共用部トラブル向け 再要請の催告書テンプレート
未対応の経過や管理不十分な点を、事実として整理しておきたい場合は、「管理不十分な点を整理して伝える事実整理文テンプレ」を先に作成しておくと、催告書の軸が明確になります。
催告書テンプレートを提示する
件名:共用部に関する件の再度のご対応のお願い
〇〇管理会社
ご担当者様お世話になっております。
〇号室の〇〇です。先日(〇月〇日頃)、共用部の〇〇についてご連絡いたしましたが、
現時点でも改善が見られないため、再度ご連絡いたしました。現在も〇〇の状態が続いており、
通行時に支障が生じるほか、安全面で不安を感じております。恐れ入りますが、現状のご確認および、
必要な注意喚起等のご対応をご検討いただけますでしょうか。お忙しいところ恐縮ですが、
何卒よろしくお願いいたします。〇年〇月〇日
〇号室 氏名
提出後の動き方
管理会社対応だけで改善が難しい場合は、「自治会に改善を求める要望書テンプレ」を使い、共有ルール側からの調整を検討する段階に進むこともあります。
提出ルートを選ぶ
状況に応じて、提出方法を選びます。
- メール(記録が残る)
- 書面提出(重要度を示したい場合)
- 管理会社の問い合わせ窓口
基本は記録が残る方法を優先します。
次のステップを整える
催告後も対応が進まない場合は、「管理会社の対応遅延に対する再催告書テンプレ」で、次段階の正式要請に進む判断材料になります。
催告書を提出しても改善が見られない場合に備え、次を見通しておきます。
- 状況の継続記録
- 自治会への相談
- 第三者機関への相談検討
「提出して終わり」ではなく、次に進める状態を整えておくことが大切です。
整理 → 再要請 → 記録継続
この流れを押さえることで、感情に流されず、管理会社に正式な対応を求めやすくなります。
