学校・保育園

【コピペOK】いじめ要望書テンプレ|学校が動かないときの正式な申し入れ文の書き方

読了 13

学校が動かない、説明が不十分、対応が遅いときに提出する「要望書」のテンプレートを紹介。期限の切り方、書いてはいけないNG表現、提出フローまで実務レベルでまとめました。

【コピペOK】いじめ要望書テンプレ|学校が動かないときの正式な申し入れ文の書き方

電話や連絡帳で何度も相談しているのに、
「様子を見ますね」で止まってしまうケースは本当に多いです。

しかも、こちらから見ると事態は悪化しているのに、
学校側の説明はどこか曖昧で、責任の所在もよく分からない——。

その段階で効いてくるのが 「要望書」 です。
相談文より一段階“公式な書面”で、学校に 具体的な対応と期限 を求めるための道具だと思ってください。

まずは、相談文との違いをざっくり整理しておきます。

書類使うタイミング主な目的宛名実務的な強さ
相談文初期〜軽度〜中度状況共有・見守りのお願い担任・学年主任など中(★2〜3)
要望書学校が動かない/悪化したとき責任ある対応と期限の要求校長(+教頭)強(★5・公式記録)

この記事では、

  • 相談文から要望書に切り替えるタイミング
  • 要望書に必ず入れる6つの骨組み
  • ミドル版/強め版のテンプレ構造
  • NG表現と、安全な“強さ”の出し方
  • 提出方法と、外部機関につなげる流れ

までを、そのまま使えるテンプレ付きで まとめていきます。


相談文から要望書に切り替えるタイミング

相談文では足りなくなるのはどんなときか

相談文は「まず共有しておきたい」「見守ってほしい」という段階の書面です。
いじめ相談文の書き方とテンプレートはこちら

ここから 要望書に格上げするポイント は、次のような状態になってきたときです。

  • 相談文を出してからも、いじめと思われる行為が続いている
  • 「様子を見ます」「見守ります」のまま、具体策が示されない
  • 学校からの説明が曖昧で、責任の所在もはっきりしない
  • 子どもの症状(行き渋り・不安・不眠など)が明らかに悪化している
  • 相談からすでに数週間〜1か月以上経っているのに、状況が動いていない

このあたりが重なってきたら、
「学校にきちんと責任ある対応を求める段階」に入っている と考えてよいです。

学校の“不十分な対応”のよくあるパターン

要望書を考えるきっかけになる、典型的なパターンを挙げておきます。

  • いじめとは認めず、「トラブル」「けんか」の枠で処理し続ける
  • 調査をすると言いながら、聞き取りが浅い/一部の子にしか聞いていない
  • 「指導しました」で終わり、指導内容も効果も不明なまま
  • 子どもの状態(欠席・保健室登校・心身症状)に、ほとんど触れない
  • 保護者への連絡が遅い、あるいは途絶えがち

こうしたパターンが続くなら、
「学校にボールを持たせる」要望書を出してよいライン にいると言えます。

要望書の前に済ませておきたいこと

いきなり要望書を出しても法律的には問題ありませんが、
実務的には、次の3つを済ませておくと通りやすくなります。

  • 担任・学年主任・スクールカウンセラーなどへの相談履歴を残しておく
  • 相談文(ライトな書面)を一度出しておく
  • 簡単でよいので、時系列ノートをつけ始めておく

要望書は、「ここまで何度も相談してきたが、まだ不十分なので正式に要望します」
という位置づけなので、前段階の相談があるほうが筋が通りやすいからです。


要望書に必ず入れたい6つの骨組み

要望書は、次の6つが揃って初めて“要望書”として機能します。

  1. 本書の目的(何を正式に求めるのか)
  2. いじめ行為の時系列整理(簡略版タイムライン)
  3. これまでの相談経緯(誰に/いつ/何を伝えたか)
  4. 現在の子どもの状態(心身・登校状況)
  5. 学校に求める具体的対応(内容)
  6. 期限と回答方法(できれば書面回答)

それぞれ「どの程度書けば十分か」を押さえておきます。

本書の目的(何を正式に求めるのか)

最初の段落で、要望書のゴールをはっきりさせます。

  • 子どもの安全確保
  • 事実確認と、いじめの有無に関する学校側の判断
  • 具体的な対応内容と、その期限の明確化

このあたりを スッと言い切る と、読み手も迷いません。

相談文との決定的な違いは、
「状況共有+お願い」ではなく、
「学校としてこう動いてほしい」という公式な要望に変わる 点です。

いじめ行為の時系列整理(簡略版)

すべてを書き切る必要はありません。
要望書では、特に重要な出来事を数点、時系列で並べるだけで十分 です。

  • いつ頃から始まったか
  • どんな行為が、どれくらい続いているか
  • 怪我や物損があるか
  • SNS・LINEなどが絡んでいるか

細かい記録は時系列ノートに任せ、要望書では「骨だけ」並べるイメージです。

証拠の集め方やノートの作り方はこちらで詳しく解説しています。
いじめ証拠ノートの作り方とテンプレート

これまでの相談経緯(誰に/いつ/何を)

ここが抜けると、学校は「知らなかった」「聞いていない」と主張しやすくなります。

  • 何年何月何日、誰に、どんな内容を相談したか
  • 学校側からどんな回答があったか
  • 連絡帳/メール/面談など、手段も含めて書いておく

この部分は、あとで教育委員会や弁護士が読んだときに、
「学校はいつから問題を認識していたか」 を判断する材料になります。

現在の子どもの状態(心身・登校状況)

ここは、相談文より少しだけ具体的に書いたほうが説得力が出ます。

  • 欠席日数、不登校かどうか
  • 登校を試みても途中で行けなくなる状況
  • 心療内科受診・診断書の有無
  • 「死にたい」「消えたい」といった発言の有無

ただし、必要以上にドラマチックに書く必要はなく、
淡々と事実を並べたほうが、かえって重みが伝わる 場面が多いです。

学校に求める具体的対応

ここは「抽象的なお願い」で終わらせないほうがいい箇所です。

例えば、次のような軸で整理します。

  • 事実関係の確認(聞き取り・調査のお願い)
  • いじめに当たるかどうかの学校としての判断
  • 子どもの安全確保(座席・グループ・別室登校など)
  • 加害児童への指導(教育的配慮)
  • 今後の連絡方法・頻度

全部を網羅する必要はありませんが、

「〇〇について判断してほしい」
「〇〇は配慮してほしい」

という形で、“やってほしいことの項目” を作る イメージです。

期限と回答方法(ここが要望書の肝)

要望書と相談文の一番の違いはここです。

  • いつまでに
  • どのような形で(書面・メールなど)
  • 何について回答してほしいか

これを明記しておくことで、
学校が 期限なしに“様子見”を続けることを防げます。

無茶な期日でなくて構いません。
「提出から約2週間後」くらいの設定にしておくと現実的です。


トーン別に使える要望書の型

ここからは、実際の型です。
「まだ協力関係は保ちたいミドル版」と、「外部機関も見据えた強め版」に分けて紹介します。

ミドル版:協力関係を保ちつつ期限を切る型

次のテンプレは、
「学校とはまだ対立したくないが、さすがに動いてほしい」という場面向けです。

〇〇市立〇〇小学校
校長 〇〇 〇〇 様 御机下

              保護者 〇〇 〇〇(署名)
              住所  〒〇〇〇-〇〇〇〇
                  〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
              電話  〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
              メール example@example.com

           学校生活に関する対応のお願い(要望書)

令和〇年〇月〇日

1 本書の目的
────────────────────────
平素より、子ども 〇年〇組「児童氏名(ふりがな)」の学校生活において
ご指導いただき、誠にありがとうございます。

本書は、〇〇(児童氏名)が同じクラスの児童から受けている言動等について、
いじめに該当する可能性を含めた事実確認と、
子どもの安全確保・学習環境の改善をお願いするために提出するものです。

学校側を一方的に非難する趣旨ではなく、
子どもの心身の安全を最優先に、学校と家庭が協力して対応を進めていきたいと考えております。

2 これまでの経過と状況の概要
────────────────────────
・令和〇年〇月頃から、休み時間等に特定の児童数名からのからかい・無視等が続いています。
・連絡帳や口頭で、担任の〇〇先生には数回ご相談させていただいております。
・その後も、給食時に席を離される、持ち物を隠されるなどの行為が見られました。

3 現在の子どもの様子
────────────────────────
・「学校に行きたくない」と訴える日が増えています。
・朝になると腹痛や頭痛を訴え、登校しぶりが強くなっています。
・夜なかなか寝つけない日が続いており、食欲も落ちてきています。

4 学校にお願いしたい具体的な対応
────────────────────────
つきましては、以下の点についてご検討・ご対応をお願い申し上げます。

(1)事実関係の確認
 ・当該クラスの児童からの聞き取り等を通じて、これまでの状況について
  学校として事実を把握していただけますと幸いです。

(2)子どもの安全確保と環境調整
 ・座席配置やグループ分け等について、当面の間、トラブルの多い相手児童と距離を取るなどの
  ご配慮を検討いただければ幸いです。

(3)今後の情報共有
・今後、学校での様子やご対応内容について、
  簡単で構いませんので随時ご連絡いただけますと大変助かります。

5 回答のお願い(期限と方法)
────────────────────────
お忙しいところ大変恐縮ですが、
上記4の内容に関する学校としてのお考え・ご対応方針について、

 【令和〇年〇月〇日】までに

書面またはメール等の形でご回答をいただけますでしょうか。

6 おわりに
────────────────────────
子どもが安心して学校生活を送れるよう、家庭としてもできる限り協力してまいりたいと考えております。
お手数をおかけいたしますが、本件につきましてご検討・ご対応のほど、
何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

ミドル版の要望書テンプレートをそのまま使いたい方へ

文書メーカーで上記テンプレートを項目形式で入力できます。PDF出力もできるので、そのままUSBに保存してコンビニで印刷すれば提出用に使えます。


強め版:外部機関も見据えた“公式記録”として使う型

こちらは、教育委員会や弁護士、場合によっては裁判所に見せても通用する構造です。
すでに状況が重く、校長にきっちりボールを渡したいとき に使います。

(長めですが、そのまま使えるようにしています)

〇〇市立〇〇小学校
校長 〇〇 〇〇 様 御机下

              保護者 〇〇 〇〇(署名)
              住所  〒〇〇〇-〇〇〇〇
                  〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
              電話  〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
              メール example@example.com

           いじめに関する対応のお願い(要望書)

令和〇年〇月〇日

1 本書の目的
────────────────────────
平素より、子ども 〇年〇組「児童氏名(ふりがな)」の学校生活において
ご指導いただき厚く御礼申し上げます。

本書は、〇〇(児童氏名)が在籍するクラスにおいて継続的に発生している
いじめと思われる行為および、それに伴う子どもの心身の不調に関し、

 ① 子どもの安全確保と教育環境の改善
 ② 学校としての事実確認と、いじめの有無に関する判断
 ③ 具体的な対応内容とその期限の明確化

を正式にお願いするため、要望書という形式で提出するものです。

学校側を一方的に非難する趣旨ではなく、
子どもの安全と回復を最優先としつつ、適切な教育的対応を協議させていただきたいと考えております。

2 いじめと思われる行為の概要(簡略時系列)
────────────────────────
【児童】 〇年〇組 〇〇 〇〇(ふりがな)

(1)令和〇年〇月頃〜
 ・休み時間に、特定の児童数名からあだ名でからかわれる等の言動が繰り返される。
・机やいすにゴミを入れられる、持ち物を隠される等の行為が見られる。

(2)令和〇年〇月〇日
 ・体育の時間、ボールを故意に強くぶつけられ、腕に青あざができる。
 ・その後、加害児童と思われる児童が笑っている様子が複数の児童により目撃されている。

(3)令和〇年〇月頃〜
 ・LINEグループにおいて、「気持ち悪い」「消えろ」などの書き込みが複数回行われる。
 ・本人を除外したグループが作られ、悪口が書かれていた可能性がある。

(4)その他
 ・給食の際に、意図的に席を離される/話しかけても無視される 等。

※上記は、保護者および本人から把握している範囲の概要であり、
 詳細については学校による事実確認をお願いしたいと考えております。

3 これまでの学校への相談経緯
────────────────────────
(1)令和〇年〇月〇日 担任 〇〇先生への口頭相談
 ・場所:職員室前
 ・内容:上記2(1)(2)の行為についてお伝えし、見守りをお願いした。
 ・学校側のご回答:
   「しばらく様子を見てみます」「子ども同士のトラブルの範囲かもしれません」等。

(2)令和〇年〇月〇日 連絡帳での相談
 ・内容:LINE上の書き込みや、無視・仲間外れの状況についてご報告。
 ・学校側のご回答:
   「注意して見守ります」「本人にも話を聞いてみます」との記載。

(3)令和〇年〇月〇日 学年主任 〇〇先生との面談
 ・内容:不登校傾向・腹痛や頭痛等の身体症状が出ていることをお伝えした。
 ・学校側のご回答:
   「いじめと断定するのは難しいが、指導は行います」
   「もう少し様子を見させてください」等。

これまで複数回にわたり相談・情報提供を行ってまいりましたが、
現時点(令和〇年〇月〇日)においても、十分な改善が見られているとは言えず、
子どもの心身の状態は悪化傾向にあります。

4 現在の子どもの状態
────────────────────────
・令和〇年〇月〇日以降、〇日以上の欠席が続いている。
・登校を試みても、朝に強い腹痛・頭痛・吐き気等を訴え、途中で登校を断念することがある。
・夜間の入眠困難・中途覚醒が続き、日中も強い倦怠感を訴えている。
・食欲の低下により、体重が〇kg程度減少している。
・「学校のことを考えると苦しくなる」「死んでしまいたい」等の発言が見られることがある。

このような状況から、
現在の状態は「子どもの安全と健康が十分に確保されている」とは言えず、
学校生活の継続に強い不安を抱いております。

5 学校にお願いしたい具体的対応
────────────────────────
つきましては、〇〇校長先生におかれましては、以下の点についてご検討・ご対応をお願い致します。

(1)事実関係の確認と、いじめの有無に関する判断
 ・当該クラスの児童からの聞き取り等を通じ、上記2の内容について
  学校として事実関係の確認をお願い申し上げます。
 ・そのうえで、現行のいじめ防止に関する方針等に照らし、
  「いじめに該当するか否か」についての学校としてのお考えを
  可能な範囲でご教示いただけますと幸いです。

(2)子どもの安全確保と、学校生活への復帰に向けた環境調整
 ・教室内の座席配置やグループ分け等について、
  当面の間、加害児童と考えられる児童との距離を取る等の配慮をご検討ください。
 ・別室登校・保健室登校・段階的な登校など、
  子どもが安心して学校に戻れる形についてもご検討いただければ幸いです。

(3)加害児童と考えられる児童への指導(教育的配慮)
 ・罰することを目的とするものではなく、
  今後同様の行為が繰り返されないよう、教育的な指導・配慮をお願い致します。

(4)今後の対応方針と期限・回答方法の明確化
 ・学校としての対応方針(事実確認の方法、児童への配慮内容 等)、
  および今後のスケジュールについて、

   【令和〇年〇月〇日】までに、

  書面またはメール等の形でご回答いただけますでしょうか。

 ・お手数をおかけいたしますが、
   ①確認された事実
   ②学校としてのご判断(いじめに該当するか否か)
   ③今後の具体的な対応内容
   ④保護者への連絡方法・頻度
  の4点についてお示しいただけますと大変有難く存じます。

6 添付資料
────────────────────────
本要望書とあわせて、参考として以下の資料を添付いたします。

・時系列で整理した記録ノートの写し(令和〇年〇月〜〇月分)
・LINE等のスクリーンショット(個人情報に配慮したうえで該当箇所のみ)
・医療機関の診断書(ある場合)
・これまで学校に提出した相談文・連絡帳の写し 等

※個人情報の取り扱いには十分ご配慮いただけますようお願い申し上げます。

7 おわりに
────────────────────────
繰り返しになりますが、本書の目的は、学校を一方的に責めることではなく、
〇〇(児童)の安全と心身の回復を最優先にしながら、
学校と家庭が協力して問題解決を図ることにあります。

先生方も多忙なご状況であることは十分承知しておりますが、
子どもの状況が逼迫していることから、あえて要望書という形を取らせていただきました。

お手数をおかけいたしますが、本件につきましてご検討のうえ、
ご対応・ご回答を賜れますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

強め版の要望書テンプレをそのまま使いたい方へ

文書メーカーで上記テンプレートを項目形式で入力できます。PDF出力も可能なので、そのまま印刷して公式文書として提出できます。


小・中・高でどう書き分けるか

ざっくりとした目安だけ書いておきます。

  • 小学生:
    子どもの言葉は「○○と話しているときに『〇〇』と言われたと聞いております」のように、
    保護者の文に埋め込むイメージ。心身の安全と登校継続を前面に書きます。

  • 中学生:
    内申や部活動、人間関係の広がりが出てくるので、
    「成績」「進路への影響」に少し触れておくと、重みが伝わりやすくなります。

  • 高校生:
    進学・就職への影響が現実的になる段階なので、
    出席日数・成績・志望校など具体的なワードも入れておくと説得力が上がります。

基本構造は同じで、どこを詳しく書くか を変えるイメージです。

いじめ後の進学・不登校戦略はこちらで詳しく解説しています。
不登校になったときの小・中・高別の具体的な戦略


要望書で避けたいNG表現と、安全な“強さ”の出し方

怒りをぶつけたくなるのは当然ですが、
そのまま文章にすると、実務では逆効果になることが多いです。

代表的なNGと、使いやすい言い換えを整理します。

NG表現問題点安全な言い換え例
「学校の怠慢でこうなった」組織・人格への攻撃と受け取られやすい「現在の対応体制では、防ぎきれていない部分があるのではないかと懸念しております」
「犯罪者を育てているようなものだ」過激な表現で、議論以前にシャットアウトされがち「今後同様の行為が繰り返されないよう、教育的な指導をお願いしたいと考えております」
「訴えます」「賠償を求めます」恫喝・脅しと誤解されるリスク「今後の状況によっては、外部機関への相談も検討せざるを得ないと感じております」
「先生のせいで子どもがこうなった」個人攻撃となり、協力関係が崩れやすい「結果として、学校での対応だけでは十分な改善が見られていない状況だと受け止めております」
「今すぐ責任を取れ」抽象的で、何をすればよいか伝わらない「学校としてのご判断と、具体的な対応内容・期限をお示しいただけますと幸いです」

ポイントは、

  • 事実 → 評価 → 要望
  • 人ではなく「対応」「体制」に焦点を当てる

この2つを意識しておくことです。
感情をゼロにする必要はなく、場所と量 をコントロールするイメージで十分です。


提出方法と、“証拠力”を高める残し方

同じ要望書でも、提出方法で 後からの証拠価値がかなり変わります。

提出手段ごとのメリット・デメリット

方法メリット注意点
手渡し面談とセットにしやすい/その場で説明できる控えに受領印や署名をもらう。もらえない場合は「〇月〇日 校長に手渡し」とメモを残す
郵送(簡易書留等)「学校に届いた日」が客観的に残る/外部機関にも説明しやすい要望書のコピーを必ず手元に残し、配達証明と一緒に保管する
メール送信履歴・本文がそのまま証拠になる/やり取りの蓄積がしやすい本文中にも日付・宛名を入れて“文書”として成立させる

「とりあえず最低限」という意味では、

  • 要望書をPDF化
  • 校長宛てのメールに本文またはPDFを添付
  • 送信済みメールをフォルダ分けして保存

このセットだけでも、証拠価値はかなり上がります。

学校からの回答を次の証拠に変える

学校からの回答が口頭だけだった場合は、こちらから確認メールを送っておきます。

本日のご面談内容の確認として、下記のとおり認識しております。

・日付:令和〇年〇月〇日
・出席者:校長〇〇先生/担任〇〇先生/保護者 〇〇

【学校側からご説明いただいた内容】
・〇〇については、〇〇という事実を確認した。
・今後の対応として、〇〇を行う予定である。

上記の内容に相違がございましたら、お手数ですがご指摘いただけますと幸いです。

この1通が、そのまま 簡易な議事録兼証拠 になります。


要望書提出後、学校が動かなかった場合の次の一手

要望書はゴールではなく、
「ここから先の動き方をはっきりさせるためのスタートライン」 です。

ざっくりとした流れを、フローチャートで置いておきます。

実際にはここまで綺麗に進まないことも多いですが、

  • 要望書を出した日
  • 学校がいつどう回答したか
  • その後、子どもの状態がどう変化したか

この3点を時系列ノートと一緒に押さえておくと、
教育委員会・児相・弁護士は かなり状況を把握しやすく なります。


今日ここまで読んだ方ができること

完璧な要望書を一気に書こうとすると、正直しんどいです。
この記事のゴールは、「とりあえず一歩目が切れる」状態 にすることです。

最後に、今日できる行動だけを小さくまとめておきます。

【今日できる小さな一歩チェックリスト】

□ 自分のケースが「相談文レベル」か「要望書レベル」か、おおよそ判断した
□ 要望書に入れたい6つの項目のうち、書けそうなところだけメモに起こした
□ ミドル版/強め版のどちらのテンプレをベースにするか決めた
□ 提出方法(手渡し/郵送/メール)のうち、現実的なものを1つ選んだ
□ 要望書を出したあとの流れとして、いつまでに学校からの回答を待つのか、自分なりの期限を決めた

要望書を提出し終わった後の動き方は、こちらのロードマップにまとめています。
子どもがイジメに遭った時の完全ガイド|フローチャートで全体の流れを整理する

実際に bunshomaker で文章を作ってみる

この記事で学んだ内容を、文章メーカーでそのままテンプレ化できます。

コメントを書く

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?